練習内容

日常五心

子供たちの日常生活の指針となるように、練習の終了時に全員で斉唱します。

・「はい」という素直な心

・「すみません」という反省の心

・「おかげさま」という謙虚な心

・「私がします」という奉仕の心

・「ありがとう」という感謝の心

これを心として、心身の鍛錬に勤しみ、和の道を歩むことを誓います。


「理から入るは上達早し、技から入るは上達遅し」(宮本武蔵)の言にもあるように、「間違った稽古を行えば、悪い癖がつき、これを直すのに数倍の時間がかかる」(柳川昌弘)とされ、指導も理に基づき、正しくわかりやすく行うよう心がけています。

 

練習の内容:土曜日 

子供、大人、シニア、男性、女性の幅広い層の会員が、各人の目的や体力に合った練習を行っています。

・トレーニング:ランニング10周、腕立て20回、腹筋20回を各自

・準備運動:準備体操、その場突き、その場蹴り

1.初心者

 「礼」の仕方に始まり、「拳の握り方」「立ち方」など基本の動作を丁寧に指導します。

2.全体

  ①移動基本:順突き、蹴りを加えた順突き、逆突き、蹴りを加えた逆突き

        順突き突込み、蹴りを加えた順突き突込み、逆突き突込み、蹴りを加えた逆突き突込み

        飛び込み突き、跳び込み流し突き

  ②移動蹴り:前蹴り中段、前蹴り上段、回し蹴り中段、回し蹴り上段

        足刀蹴込、足刀中段、2段蹴り

  ③形   :平安2段、平安初段、平安3段、平安4段、平安5段

        ナイハンチ、クーシャンクー

  ④基本組手:3本組手、基本組手1~5本

  ⑤自由稽古

3.組手の練習

  毎月最終土曜日に組手の練習をします。 

練習内容:火曜日 

シニアの方を対象に初心者・経験者を問わず、健康維持・増進のために行っています。

三橋室長の指導のもと、実戦的観点から形や基本組手の各部分の持つ意味と、それに役立つ突き、蹴り、体捌き、移動の稽古を行っています。

 

各自 準備運動

1.初心者レベル

  ・基本: その場での突き・受け・蹴り

      移動の突き:順突き、逆突き、順突きの突込み、逆突きの突込み、飛び込み突き、飛び込み流し突き

      移動の蹴り:前蹴り、廻し蹴り、蹴込、足刀中段、二段蹴り

  ・形 :平安の形

 

2.有級者以上

  ・応用:その場での突き・受け・蹴り

  ・「形」と「組手」の動きを一体となす練習

  ・形 :ナイハンチ セイシャン クーシャンクー チントウ 

  ・ミット打ち

  ・基本組手

  ・組手

  ・居捕り、短刀捕り

昇級審査

昇級審査は2回/年あります。受審は任意です。

2018年予定

① 6月24日 

②12月23日

審査場所:船橋市武道センター

受審料:2,000円(賞状代を含みます)

級は8級から始まり、各級に上・中・下があります。

帯の色:白帯 無級・8級下~7級上

    緑帯 6級下~4級上

    茶帯 3級下~1級上

 

古希を過ぎてから空手を始められた奥井さんにお話を伺いました

私は、2016年春にさいたま市から娘一家の住む千葉市稲毛区に転居してきた者です。

現在73歳で妻との二人暮らしです。

2017年の3月から、毎週火曜日の夜、「浜町公民館」で開かれている「浜町空手道サークル」のシニアクラスに通っています。なぜ「古希」を過ぎた年になって空手を始めたのかについてですが、5年ほど前に「パーキンソン病」を発症したことがきっかけでした。

既に歩行や着替えなどの日常動作に支障が出ていますが、何もせずにいたら、筋力等がますます低下して、いずれは寝たきりになるという病気ですので、その時期をできるだけ先に延ばすことが大切になってきます。また10年ほど前に軽い脳梗塞になって以来運動らしいことから遠ざかっていましたので、体力全般が弱ってきており、まずは筋トレと思いましたが、自分一人では三日坊主に終わることが目に見えていたので、やらざるを得ない状況に自分を置くことが肝要と思いました。幸い県内に和道流高段者の知人がいたので、「千葉市内に和道流の空手を教えてくれる道場はないか」と尋ねてみたところ、船橋市の浜町公民館で火曜日の夜に大人・シニア向けの教室があるということで、紹介していただきました。

 

約半世紀ぶりに空手着に袖を通すことになりましたが、いかんせん足腰に力が入らず、体重超過のせいもあり、ふらつきながらの稽古を続けています。稽古は皆さんと一緒にできるところは一緒に、無理なところは別メニューでという対応をしていただいています。

教室長である三橋勝吾先生は、武道家として空手のみならず、武道全般に関する幅広い知識と経験をお持ちで、きめ細かな指導をされております。加えて大変ユーモアに富んだ方でもあり、稽古の最中でも笑い声が絶えません。また、他の指導員や稽古に来ている人たちも、私が着替えなどで困っている場面では、すぐさま手を差し伸べてくれるなど、親切な方々ばかりです。

 

教室に通い始めてから2年が過ぎましたが、ご指導のおかげで筋力も少し向上し、まだまだふらつきは直りませんが、基本の突きや形の演武に力強さが出てきたと仰っていただけるようになりました。空手はパーキンソン病のリハビリとしても大変有効であると言えましょう。

最近になって新しく3名の方が加入され、道場が一気に賑やかになりました。これからもできるだけ長きにわたって、稽古を続けられるように努力していきたいと思います。

 

最後に65歳以上の人たちに朗報です。これまで月謝は3千円でしたが、この1月からは、な、なんと1500円の半額になりました。このホームページをご覧になったシニアの方々、是非「古希から始める健康空手」を合言葉に浜町公民館に集いませんか!!

掲載日:2019年5月4日

全空連昇段審査で二段を取得された前川さんに伺いました

【空手を始めるきっかけ】

高校生の時、ラルフ・マッチオ主演、ノリユキ・パット・モリタ共演の『ベスト・キッド』

という映画を観て、空手を習いたいと強く思いました。いじめられっ子のアメリカの少年が、沖縄出身の空手の師と出会って、心も身体も強く成長していくというストーリにすっかり魅せられてしまいました。でも実際に空手を始めたのは、それから20年もたってからでした。

 

【空手を始めた頃】

 念願かなって空手を始めたものの、自分の娘より小さく、また自分よりもずっと上手な子どもばかり…という中で稽古するのは、気恥ずかしく、勇気が必要だったことを思い出します。でも長年空手を習いたかった思いと、それ以上に自分のような者を受け入れてくれた恵まれた環境(教室)があったからこそ、今日まで空手を続けてくることができました。空手を教えてくださり、導き、支えてくださった皆さんに、心から感謝しています。

 

【空手を続けてきて…】

 空手を始めた頃は、教員として働き始めた頃と重なります。もとは会社員だったのですが、教えることを仕事とするにあたって、教わる立場になるという機会を持てたことは本当に良かったと思っています。

 

 仕事でも、日常生活においても、迷ったり悩んだりすることは多々あるのですが、空手を通して先人たちの信念やひたむきな思いを、身体を通して感じることができ、そのことで救われ、前向きな気持ちで生活できているように思えます。「空手を行う人間は、心も身体も丈夫でなくてはいけない。」という三橋先生の教えを実践し、これからも精進していきたいと思っています。

 

掲載日2017年4月22日

社会人になってから空手を始め、初段を取られた湊さんの体験談

空手を始めて以来、特に初段を明確な目標とはしていなかったのですが、とうとうここまで辿り着いたかという感慨があります。才能のない私に(おそらく半分呆れながら)根気よく御指導頂いた先生方には、本当に頭が下がります。

 

空手を始めたきっかけ

仕事で南アフリカにいた頃、同時期に赴任してこられた和道流有段者のご夫婦が、子供たちの為に空手教室を開いてくれました。大人も歓迎とのことだったので試しに参加したところ、自分でも驚いたことにのめりこんでしまいました。因みに一緒に学んだ息子は、今高校の空手部で頑張っています。空手部は松濤館流なので、たまに親子で形の違いなど話し合うと楽しいですね。

 

浜町空手道サークルを選んだ理由 

帰国後、引き続き和道流を学ぼうと近隣の道場を探しました。ある日浜町をふらりと訪れて入会させて戴きました。間口の広い、オープンな会風という初印象は今も変わりません。

 

空手の魅力

身体運用術として非常にシステマティックなところですね。僅かな腕のひねりや重心移動で技の意味や有効度が違ってくる、そうした繊細さに魅かれています。和道流は柔術の技法が取り入れられているので、護身術としての側面も魅力の一つではないでしょうか。

 

最後に

私はまったくと言っていい程スポーツには縁遠かった人間ですが。40代で空手を始めて今まで続けてこられました。つい無理して体を痛めることもありますが、練習が楽しいと苦にはならないですね。遅々とした歩みであっても、更なる上達に向けて精進を続けていくつもりです。

掲載日2016年2月14日

50歳を過ぎて空手を始められ、67歳で5段に挑戦された黒岩先生の体験談

平成26年11月16日全日本空手道連盟五段に挑戦し、お陰様で無事合格できました。ありがとうございます。

 

浜町公民館空手道サ-クルの門をたたいたのは、平成11年11月です。

スイミングクラブの仲間、笹島さんの紹介で親子で入門しました。

 

娘は小学校低学年の頃から、格闘技に興味を示し、漫画やアニメ、アクション映画等、格闘技を好んで見ていました。あまりにも格闘技をやりたがるので、合気道の師範をしている弟に相談したところ、合気道は関節技を多数使うので、大人の身体になってから始めたほうが良いとアドバイスを受け、多種多様な道場を見学しました。しかし納得のいく道場がなかなか見つかりませんでした。

しかし何かスポーツをやろうということで、読売スイミングクラブに入会し親子で通いました。

その仲間に笹島さんのお父様と飛弾野さんがいらっしゃいました。懇親会の時、武道の話が出て、笹島さんから息子さんが空手をやっていることを聞き、紹介していただきました。早速、親子で飛弾野さんと共に入門しました。

当初、私は50才を越えていたので1ヶ月もつかどうか不安でしたが、稽古を始めると面白く、子供より夢中になり現在に至ります。娘は大学受験のため、一時休会しています。

 

五段の受審者は85名で、その中でも私の順番は82番目、年齢は上から2番目でした。待機時間は7時間と長かったですが、三橋先生の助言を基に過ごすことができたので、合格できたのではないかと思います。

その内容は、形の演武方法と心構えです。形は目付、運足、軸を作ること、歩幅やリズムに気を付け、緩急を付けながら、力強さを表現することです。

心構えは度胸とアドバイスいただていたので、その場の雰囲気にのまれないよう、平常心を保てるように努めました。

更にリラックス方法は合格した時に話す内容を考えておくと良いとおっしゃられたので、合格することを前提に、報告と感謝を述べる内容を考えました。すると、幸福感が溢れ、楽しい気分になれ、適度の緊張感で形を打つことができました。

たまたま今回は練習以上に上手くいったと思います。

 

私みたいな高齢者でも目標を達成することできる空手道は、老若男女問わず生涯を通じ楽しめる武道です。これからも空手を通じ、空手の楽しさを伝えることができれば幸いです。

掲載日:2015年1月11日

初段合格体験記

2014年9月に開催されました全空連の昇段審査で、初段に合格された安田さんに伺いました。

質問:空手歴は何年ですか?

安田さん:約7年です。38歳で始めて現在45歳です。

 

質問:以前に空手をした経験はあったのですか?

安田さん:未経験です。まさか、私が空手を習うことになるとは夢にも思いませんでした。

 

質問:空手を始めた動機は?

安田さん:息子(当時小学1年生)には、武道を習わせ心身ともに強くなって欲しいと思っていました。その時、船橋市の広報に「浜町空手道サークル」が紹介されており、入会を考えました。

 

質問:サークルを見学した時の感想は?

安田さん:アットホームで温かみのある雰囲気の中、真剣な眼差しで稽古する子供たちの姿を見て、是非息子に空手を習わせたいと思いました。

その時「皆さん親子で稽古なさっていますよ。未経験の方ばかりですので、一緒に始めませんか」と先生に声を掛けていただき、息子と一緒に空手を始めることになりました。

 

質問:安田さんにとって空手の魅力は?

安田さん:老若男女を問わず、生涯スポーツとして、無理なく自分のペースで続けられることです。

先生、指導員の方々は、懇切丁寧に指導してくださいます。空手は勿論のこと社会人としても尊敬できる方ばかりです。お世話になった先生方に対して本当にありがとうございました。

これからは、帯の色に恥じぬよう、稽古に精進する所存です。今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。

掲載日:2014年10月23日